アルコールを飲み続けて「お酒に強くなる」は間違い
- アルコールの身体の代謝路
- 飲み続けるとお酒に強くなった?
- 肝臓か、脳か、、
- はじめてお酒を飲んだ時は強かった?弱かった?
アルコールの身体の代謝路
アルコールや薬物などの化学物質は肝細胞で代謝され、排泄されます。
これが、解毒作用です。
アルコールは体内に入ると肝臓にある酵素、アルコールデヒドロゲナーゼ(ADH)によって毒性の強いアセトアルデヒドになります。
アセトアルデヒドは、悪酔いや二日酔いの原因ともなる有害物質で、顔面紅潮、動悸、吐き気、頭痛などを引き起こします。
さらに、アセトアルデヒドはアルデヒドデヒドロゲナーゼ(ALDH)によって無害な酢酸になります。
日本人は欧米人に比べて酒に弱い人が多いと言われていますが、これは、日本人の半数はALDHが少ないためです。