美容栄養学の専門家*池上淳子の深堀り情報ブログ

美容栄養学の専門家、池上淳子のブログです。管理栄養士、美容食インストラクター、美容栄養学専門士 多くの方の健康増進、美容、食生活に役立つ情報をお届けします。

運動とタンパク質摂取

タンパク質は三大栄養素のひとつで、体を構成する成分です。運動をしている場合は通常よりもタンパク質摂取量を増やす事が推奨されています。 運動をしている場合のタンパク質摂取の意義 1運動後の組織の損傷の回復に対する役割運動後に起こる筋損傷の回復に…

食事と病気の関係性

食べ過ぎによる疾病リスク 食べ過ぎで、エネルギーの摂取過剰となり体脂肪の合成、蓄積が進み、肥満になる。特に腹空内脂肪蓄積型肥満では門脈(腸から肝臓へ伸びている静脈で腸から吸収された栄養が通るところ)周辺に脂肪が蓄積する。すると、膵臓から分泌…

朝は太りにくい時間帯、好きなものを食べるチャンス!!

ヒトは分けて食べる動物 動物により、食べ方はそれぞれ異なる。例えばライオンは1日1食をまとめ食いする。ヒトは1日に何回も分けて食事を摂る。ヒトがライオンのように1日1食でまとめ食いをすると、様々な不具合が生じる 1日1食で肥満や病気になる 1日1食の…

運動時のエネルギー代謝について

エネルギー代謝のしくみ 運動をする際のエネルギー代謝 3つのエネルギー供給系 ATP-PCr系 解糖系 有酸素系(酸化系) 運動時のエネルギー供給系の関与 競技スポーツ別5つ ①瞬発系競技 ②持久系競技 ③球技系競技 ④審美系競技 ⑤格闘技競技 最後に エネルギー代…

顔のたるみを改善☆表情筋を鍛える方法

表情ジワとは 表情筋の機能低下 表情筋の鍛え方 表情ジワとは 表情に伴い現れる一過性のシワは、加齢と共に増加する。無表情に戻った時には消えるシワだが、加齢により、無表情時でも皮膚に刻まれた定着シワの事を表情ジワと言う。 表情により皮膚の表面にヨ…

ぶら下がり健康法は身長伸びる?

10代のギモン 椎間板を延ばして一時的に身長が伸びる ぶら下がり伸長法について 椎間板が伸びている 姿勢が改善されている まとめ 10代のギモン ・毎時間背伸びをすれば身長が伸びるって本当ですか?・正座した姿勢のまま後ろに倒れると身長が伸びるって本当…

骨と筋肉強化と貧血の相反する現実

10代のギモン 「かかとをたたくと背が伸びる?」 「朝起きてすぐジャンプすると背が伸びる?」 骨強化・筋肉強化に良い、かかと落とし スポーツ選手のジャンプの刺激による影響 かかと落とし程度の軽い運動で成長ホルモンが増える事は考えにくい。 衝撃によ…

タンパク質の体内における働きの重要性と摂取量

タンパク質とは タンパク質の合成と分解 タンパク質の欠乏が招く健康被害 体タンパク質の機能 1構造タンパク質 2酵素タンパク質 3輸送タンパク質 4収縮、運動タンパク質 5防御タンパク質 6調整タンパク質 7受容体タンパク質 エネルギー不足によるタンパク質…

夫をあの世行きにする10箇条

1974年、ハーバード大学公衆衛生学部教授のジーン・メイヤー博士が発表した「夫をあの世行きにする10箇条」。 なんだか怖いタイトルだが、ジーン・メイヤー博士は栄養、肥満、飢餓問題の世界的研究者。 是非多くの方に参考にして頂きたい内容である。 1. ど…

肥満の原因は脂肪or糖質orタンパク質、どれ?

1.エネルギーとは 2.エネルギーの貯蔵 3.食べた油がカラダの脂肪になる訳ではない 4.太る原因はなに? 5.糖質(炭水化物)が太る原因? 6.肥満の原因は脂肪or糖質orタンパク質 1.エネルギーとは 人は生きていく中で、エネルギーが必要である。車のガソリンの…

注目の成分「β-グルカン」

きのこ類 酵母 穀物 海藻 まとめ β-グルカン 難消化性多糖類 グルカンとはD-グルコースがグリコシド結合で連なった多糖で、グルカンの中でグルコース分子のつながりがα型のものをα-グルカン、β型のつながりをもつものをβ-グルカンと分類されている。 きのこ…

揚げ物のお供はウーロン茶⁉

ウーロン茶とは 黒ウーロン茶のダイエット効果 黒ウーロン茶を飲むタイミングと量 ウーロン茶は揚げ物などの油ものと一緒に摂ると食べ物の脂肪・油を流してくれる・・という表現がよく見受けられます。 果たしてウーロン茶に脂肪を流す作用はあるのでしょう…

体を冷やす食べ物、温める食べ物 ~謎の説~

eiyo-c.com 旬の食べ物、地域性 言えるとすればこんなコト カラダには恒常性がある 旬の野菜や果物は経済的で美味しい 体を冷やす食べ物、温める食べ物 旬の食べ物、地域性 旬の野菜には、その季節に体が欲する栄養素が含まれるので、旬の野菜を食べると体に…

食への未熟過ぎる理解

栄養指導をした その女性は一年振りだった 健康診断の数値が悪い 特に脂質、中性脂肪が高く、LDLコレステロールが高い 血糖指標であるHbA1cも悪い 昨年よりも数値が悪化している 彼女は50歳、独身一人暮らし 自炊は一切しない 朝食はパンのみ、昼食は会社の…

アルコールを飲み続けて「お酒に強くなる」は間違い

アルコールの身体の代謝路 飲み続けるとお酒に強くなった? 肝臓か、脳か、、 はじめてお酒を飲んだ時は強かった?弱かった? アルコールの身体の代謝路 アルコールや薬物などの化学物質は肝細胞で代謝され、排泄されます。これが、解毒作用です。アルコール…

グラノーラで朝から老化、悲惨な現実

美容の大敵「グラノーラ」 グラノーラは穀物を植物油と混ぜて焼く事でサクサクした食感を出し、ハチミツ、メープルシロップ、砂糖で甘味づけをしているものです。 食物繊維が多い→腸内環境を整える→便秘→美肌 というルートを辿ろうと思えば辿れる訳です。けれど、…

果糖と糖尿病の関係

果糖と血糖値 果糖と糖尿病 果物をジュースで摂るべきではない 果糖と血糖値 血糖値を上昇させるのはブドウ糖です。果物に含まれている果糖は血糖値を上昇させないと思われがちですが、実は上昇させます。 単糖である、フルクトース(果糖)やガラクトースは…

筋トレと有酸素運動の順番

筋肉トレーニングと有酸素運動 目的その1、脂肪燃焼を目的とした運動 目的その2、筋肥大を目的とした運動 筋肥大は太りにくい体づくりになる 筋肉トレーニングと有酸素運動 筋肉トレーニングは筋肥大を目的とし、速筋繊維を大きくする為、筋肉に大きな負荷を…

チートデー 恒常性の打破

よく耳にするチートデー ダイエット期間中に、週1日好きなものを食べて、普段頑張ってる自分へのご褒美、ダイエットの休日 それくらいで思ってた ホントは自分騙し

予防医学の為に有酸素運動をしよう

老化は誰にでも平等に訪れるコト 完全にくい止める事は出来ない けれど、老化を遅らせることや、高齢になっても健康で活力のある質の高い生活を送る為の努力はする価値がある

発達障害者 U君の食奮闘記

発達障害者 U君の調理実習DAY メニューは ぶりの照り焼き 中華サラダ サンラータン ピーマンチャンプル 1ヵ月に1度、マンツーマンで行います 他の日は毎日、食事の写真、内容、生活について送られてきます

発達機会喪失障害にならない為に 親の役目

発達機会喪失障害は親や周りの環境が大きく関係する 発達障害は自閉症、アスペルガー症候群、その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠落・多動性障害などの発達障害を指し、平成16年12月10日に発達障害支援法が改定されました 発達機会喪失障害は発達障害…

人を老化させる方法

文明の進化は人を劣化、老化させる 人は身体に負荷をかける事で、骨は強くなり筋肉は維持される 私が美容栄養学講座の中で良く口にする言葉 『ラクして美しさは保てない』 『自分に厳しい生活習慣を』 ダイエットは多くの方の興味であり、出来れば痩せたい、…

食の過剰意識が引き起こす『ノアの方舟』状態

オーガニック、無添加、薬膳、グルテンフリー、マクロビオティック、酵素栄養学、、 『私はオーガニックを意識してこんなにキレイで美意識高め女子です』 こわ、、 私は管理栄養士で、美容栄養学の専門家 なので、上記のようなワードと常に戦いだ 全てを否定…

美を意識するなら体型カバーする服、やめませんか?

最近、心掛けていること『体型が目立つ服を着ること』.歳を重ねると、ついつい体型のカバーが出来たり、ラクな服を選んだり、細く見える効果のある服を選びがち.当然ラクが一番とは思っているけれど、そうすると全身の筋肉の緊張が緩くなる.だからこそ、わざ…

うんざりする、健康・栄養情報の蔓延化 成分信仰やめませんか?

実験研究と疫学研究 どちらも大切だがそれぞれの質が違う テレビやネットの健康、栄養情報は健康効果は無い時も多い 機能と効果は違う 実験研究と疫学研究 どちらも大切だがそれぞれの質が違う ・実験研究は『なぜ』メカニズムを解くこと 動物実験や試験管で…

情けなくみっともない痩せ方 絶対やってはいけないダイエット

ケトン体からエネルギーを生み出せる脳 グルコース(ブドウ糖)を必要とする細胞 糖質制限は貴女をブスにする ケトン体からエネルギーを生み出せる脳 グリコーゲンは一時的に身体にエネルギー(グルコース)を貯蓄する普通貯金の役割を持つ。 ※グリコーゲン…

ダイエットを始めてすぐに3㎏体重減少する理由

炭水化物(糖質)は保水性がある 炭水化物(糖質)食べて太るメカニズム ダイエットしたらすぐに体重3㎏減るメカニズム みっともないダイエットの恐ろしくも虚しいメカニズム 炭水化物(糖質)は保水性がある 炭水化物(糖質)は水分を保持する。 ずっとこの…

アメリカの肥満者の増加にはある政策があった

はじめに 心筋梗塞対策 心筋梗塞対策の成果て 何かを得れば何かを失う 肥満者を作り出す習慣 はじめに 興味深い内容である アメリカでの調査 1960年初めの頃のアメリカ人のBMI30以上の肥満者なんと13% ところが、1980年頃から増加が始まり、99年29%、2003年3…

美しいダイエットに欠かせない『肉つかみ』

『さぁ、ダイエット始めよう』と思ったら何から始めますか? 食事制限、有酸素運動、筋トレetc 、、とは思いますが、まずは体重測定でしょう 体重はひとつの指標に過ぎないと思って下さい 大切なのは体脂肪率 しかし、体組成計でも無いと、体脂肪率を測定す…